くらげごはん。

くだくらげの食と料理の記憶をつづる

肉じゃが

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案外、最後に入れた三度豆が好きだったりするんですよね。さっと火を通すだけでしゃきっとした食感にするのが良いと思います。

和食のこと

和食は単純なので良いですね。だし汁としょうゆと砂糖と酒とみりんがあれば、だいたい作れてしまう感じがしますし。母親は甘めの味付けが多かったので未だに甘めにしてしまいがちですが、最近はだしの香りを活かした感じに仕上げるのが好きです。追いがつおをするだけで全然違うんです。

京都のひとは牛肉をよく食べるそうですが、京都に来てから私は牛肉を一度も買っていない気がします(合いびき肉は買ったことがありますが)。たいがいは鶏肉か豚肉を買っています。安いというのもありますがあっさりおいしいのが好きというのもあります。肉じゃがでも豚肉を使っています。脂身の多い豚肉の場合は最初に炒めるときに油を引かずに作ったほうがあっさりできて良いです。

煮物などの和食には七味唐辛子がよく合いますよね。最初はそのまま食べて途中から七味唐辛子をかけるのがいつものパターンです。私は京都の東山にある祇園味幸というお店の唐辛子を愛用してて、七味唐辛子・黄金一味・柚子胡椒をいつも使っています。ここの黄金一味は少しでもピリッと辛くて、辛いもの好きな私としては欠かせない薬味です。

作り方

豚肉とじゃがいもは一口大くらいの適度な大きさに切っておきます。たまねぎはくし切りに、にんじんは乱切りにしておきます。三度豆は二分の一か三分の一の大きさに切りそろえておきます。鍋で豚肉を炒めてある程度火が通ったら、じゃがいも・にんじん・たまねぎを入れて炒めます。たまねぎが少し透き通ってきたら、だし汁・薄口しょうゆ・本みりん・砂糖を加えます。水が足りなければ具材がだいたい浸かるぐらいまで水を加えて、沸騰するまで強火で煮ます。沸騰したら弱火にして二〇〜三〇分ゆっくりと煮ます。野菜に火が通ってある程度全体に味がしみ込んだら三度豆を加えて蓋をし、三度豆に火が通ったらできあがりです。

材料(二人分)

豚肉
八〇グラム
じゃがいも(小)
八個
にんじん
半分
たまねぎ
半分
三度豆
六本
だし汁
カップ
薄口しょうゆ
大さじ二杯
本みりん
大さじ二杯
砂糖
大さじ一杯