くらげごはん。

くだくらげの食と料理の記憶をつづる

エビとアスパラの塩麹春巻き

f:id:kudakurage:20171201191155j:plain

海老はなくて、アスパラと塩麹で春巻きにしても十分においしいです。白ワインのつまみにも最高です。

万能調味料

流行り廃りには上辺も芯もあるのだろうと思います。以前は世間的にも個人的にも塩麹が流行っている時期がありまして、塩麹を自分で仕込んでいろんなものに入れて料理していたようなものです。最近はと言いますと、そこまでではないのですが、時々あると便利だということで、市販で売っている塩麹が冷蔵庫に忍ばせてあるわけです。

塩麹は隠し味や下味をつけるのにももちろん使えるのですが、しょっぱさと適度な甘味と旨味があるので、それだけで食材を美味しくできる万能調味料ですね。醤油やら酒やらいろいろと合わせる必要がなくて一発で決まるというのは本当にお手軽というものです。

世間ではその後〇〇塩という流行がいくつかありましたが、私自身は塩麹という素材が好きで研究したり楽しんだりしていましたので、塩麹に関しては未だに自分の身として残っている気がします。他も少し試したりはしましたが、それっきりです。やっぱり自分の身になるようにするには、芯をつかむくらい考えたりする必要があるんだなぁと、何事もそうなんだろうと。

作り方

アスパラガスは特に根元の方は皮が筋張っていて食べづらいので、側面の皮を適度に薄く削いでおきます。生エビは粒感が残る程度に包丁で叩いてミンチにしてボールに移し、そこに塩麹と片栗粉とお好みで胡椒を加えて混ぜ合わせます。春巻の皮の端に四等分に分けた海老のミンチを細長くのせて、アスパラを丸々一本芯になるようにのせて巻いていきます。春巻きの端を閉じる必要はないので、四角形の春巻の皮を斜めにせず、底辺に海老とアスパラをのせてくるくる巻く感じで良いです。大きめのフライパンにオリーブオイルをひいて、弱めの中火で春巻きの皮がカリッとなるまで焼けば完成です。フライパンに入り切らない場合は春巻きとアスパラを半分にして、半分の長さで作ると作りやすいです。

材料(二人分)

生エビ
一〇〇グラム
アスパラガス
四本
塩麹
大さじ一杯
片栗粉
小さじ一杯
胡椒
適量
春巻の皮
四枚
オリーブオイル
適量