くらげごはん。

くだくらげの食と料理の記憶をつづる

かぼちゃのポタージュ

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匂いが気になる場合はにんにくは無しでも素朴でおいしいです。パスタソースにする時などもっとコクがほしいときには入れると良いですよ。

寒い季節のスープ

アメリカ西海岸に初めて行ったのは三月頃で、むこうは一年中適温で過ごしやすいなんていう雑な情報を真に受けて行ったのでした。過ごしやすいっていうのは確かで、特に日本の梅雨時なんていうのは毎年のように飛行機で飛んでいきたいと思うのです。とは言え三月の朝晩は思っていた以上に冷えるので、対して準備せずに行った身としては、毎日鼻水をすすりながら生活をする感じでした。

滞在先にはどこからかいただいてきたのか、クローゼットの中にピーナッツかぼちゃがゴロゴロとありまして、好きに使ってもらってかまわないということだったので、寒いし身体が温まるスープが良いなぁと。材料はたくさんあったので、たくさん作って、たくさん食べました。

日本にもあるとは思うのですが、滞在先には加熱もできるジューサーのようなミキサーがありまして、かぼちゃのポタージュを作るにはぴったりでした。ポタージュは朝食のパンと一緒に、夕食のスープに、ランチのパスタのソースにと、いろいろ手を変え品を変え楽しみましたが、素朴な味だけに毎日飽きずに楽しめましたよ。

作り方

かぼちゃはタネをとり、皮をそぎ取って適当なブロック状に切っておきます。ミキサーにかけるので適当で良いですが、火が通りやすい二、三センチ角くらいが良いかと。鍋にバターとみじん切りにした生姜とにんにくを入れ、焦げないように丁寧に炒めます。香りがでてきたらかぼちゃと酒もしくは白ワインを入れて、蓋をしてかぼちゃが柔らかくなるまで蒸し煮にします。焦げ付かないよう弱火でいいと思います。火が通ったらコンソメスープを徐々に加えながら、なめらかになるまでミキサーにかけます。牛乳も加えて馴染ませ、水を足すなどスープのかたさを調節します。全体が煮えてきたら塩で味を調節し、うつわによそって、みじん切りにしたパセリ、黒胡椒をかければ出来上がりです。

材料(二〜三人分)

かぼちゃ
四分の一個
牛乳
二〇〇cc
コンソメスープ
二〇〇cc
酒か白ワイン
一〇〇cc
バター
二〇グラム
にんにく
少し
生姜
四分の一個
パセリ
適量