くらげごはん。

くだくらげの食と料理の記憶をつづる

本格梅酒 梅幸

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オフィスの片隅で環境光を遮りつつ、小さな背景紙も最大限活用して頑張って撮影してたなぁ。映り込みから逃れるのも大変だった。

家で呑む梅酒

夏前くらいに久しぶりに梅を買って、梅酒をつけました。冬になる頃には程よく飲み頃で、毎日ちょっとずつお湯割りにして暖まっていました。梅一キロくらいはつけたと思ったのですが、毎日ちょっとちょっとと飲むうちに、あっという間になくなってしまいました。梅酒は最初にちょこっと仕込むだけで簡単に作れるし、甘さなども調整できるのでぜひ漬けてみるといいですよ。私はもちろん甘さ控えめです。

前に務めていた会社に入社してすぐくらいのことです。今オリジナルブランドの梅酒を作っていて、そのラベルやらパッケージのデザインをしてほしいとお願いされました。何やら取引先の酒類卸会社さんがときどきオリジナルのお酒を作っていて、今回はオリジナルの梅酒を作るということになったとかで。制作現場に入ってまだまだ最初の頃の仕事でしたから、スケッチしたり、モックを作ってみたり、入稿について教わったり、写真撮影なんかもやったりして今でもいろいろ思い出す仕事でした。この写真も実際にポスターに使った写真で、ライティングなど一人悪戦苦闘して撮影していたのを思い出します。

肝心のこの梅酒の味はというと、これがまた周りの人にも評判のおいしい梅酒なわけです。たしかコンセプトは大人がバーで呑んでも恥ずかしくない梅酒を作ろう、みたいな感じだった気がします。わざわざシェリー樽で香りをつけた蒸留酒で梅を漬け込み、独特の香りが感じられます。甘さは控えめでアルコール度数は高いのですが、あまりに飲みやすくて飲み過ぎないように少し注意が必要なくらいです。ソーダで割るのもいいですが、おすすめはロックですかね。

最初から生産量が決まっていたので、今はもう販売もしていなかったように思います。私もいくつか購入して持っていたのですが、友人に贈ったり、みんなで呑んで楽しんだりしてるうちに残り一本となってしまいました。残りの一本は記念としてずっととっておこうと思ったりもしているのですが、ときどき懐かしく飲みたいという衝動と戦っていたりするのです。

今年は梅酒にかぎらず、いろいろと果実酒を漬けてみようと思ったりもしています。金木犀の季節になったら花をつんできて、桂花陳酒を作ってみたいなぁって思ったりもしているのです。