くらげごはん。

くだくらげの食と料理の記憶をつづる

菜の花のくるみ酢味噌

f:id:kudakurage:20130116003328j:plain

菜の花というと春のイメージがありますが、早いものだともう出回っているんですよね。寒いので早く春になってほしいものです…

レシピのいきさつ

いつだったか前に実験料理みたいなことをすると書きましたが、よくよく考えてみれば毎日作っているごはんはほとんどそうなのかもしれません。だいたいレシピなんてものは存在しないですし、ここに書いているほとんどのレシピも大雑把な分量です。材料はいつも違いますし、作り方も少しずつ何か違ったりするんですよねぇ。もちろん上手くいかなかったりすることもあるんですが、そこから新しい工夫や発見も生まれたりするのです。

実のところ今回作ったくるみ酢味噌もそんなところがあるわけです。最初はくるみ入り食パンでも焼こうと思ってローストしておいたのですが、生地に入れるのをすっかり忘れてパンを焼いてしまったのですよねぇ…。せっかくローストしたのにもったいないなぁということで酢味噌に合わせることを思いついて、そういえば菜の花があったぞ!ということで今回のレシピになったのでありました。とっさにつくったものですが、なかなかの相性です。さっぱりした酢味噌にほのかな甘味とアクセントになる食感のくるみ、菜の花の甘さと香りも引き立ちます。レモンなどの柑橘で酸味をつけるとさらに香りが良くなります。

作り方

くるみはオーブンなどで軽くローストして、薄皮は簡単にのぞいておくと良いです。冷めてから包丁でザクザクと粗めに細かくしておきます。白味噌に砂糖と酢、レモン汁をすり混ぜてよく混ざったらくるみも加えて合わせておきます。これでくるみ酢味噌は完成です。

菜の花は大きければ適度な大きさに切り揃えて、沸騰した鰹出汁でさっと茹でます。このときはたまたま煮物用の出汁があったのでそれを使いましたが、もちろん塩を少し加えたお湯でも良いです。茹で上がったらざるにあけて、冷水でしめてよく水を切っておきます。お皿に盛りつけてくるみ酢味噌をかければできあがりです。

材料(二〜三人分)

菜の花
一束
くるみ
五〇グラム程度
白味噌
大さじ三杯
砂糖
小さじ二杯
小さじ一杯
レモン汁
小さじ一杯