くらげごはん。

くだくらげの食と料理の記憶をつづる

豆乳の和製ポタージュ・リエ

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少しずつ秋めいて寒くなって来ました。風邪を引かないように温かいスープで一日を始められると良いですね。

実験料理

子供の頃、科学の実験も好きだった私は調味料の実験をよくしていました。母親の料理を食べてどうやったらあんな味になるのだろうか?実際に作っているところをじっと見ていたり、調味料をお茶碗の中でちょっとずつ混ぜあわせてみたりしながいろいろな味の実験をしていたのです。既成食品の袋の裏側に書いてある材料をヒントに味を再現してみるみたいなこともしていましたね。大概は上手くいかなくて変な味の液体が残るのですが、あの頃にいろんな味を知ろうとしたのは良かったように思います。

料理の実験は今でもよくしていて、やはり必ずしも上手くいくことばかりではないですが、楽しいものです。ときどき思いもかけない発見をして、嬉しくなります。料理の実験は調味料だけではなくて素材の組み合わせや調理方法など多岐にわたります。今回のスープも前に作った湯葉の残りものを掛けあわせたら案外おいしかったという発見から作ったものです。湯葉のあと三回ほど試行錯誤して作りました。正直なところを言うとまだ納得のいっていない部分もありまして、その部分が改善できたらまた改めてご紹介しようと思います。

作り方

豆乳を手鍋にかけて弱火で加熱します。豆乳は鍋底・鍋肌からすぐに焦げてくるので弱火か弱中火でゆっくり温めます。だし、醤油、酒を加えて、一口サイズに切ったしめじ小松菜を加えて火を通します。弱火で野菜にゆっくり火を通すことで、豆乳が良い感じに煮詰まります。その際木べらでゆっくりとかき混ぜながらすると良いです。野菜に火が通ったら塩で味を調節し、水溶き片栗粉でとろみを付けます。片栗粉にしっかり火が通ったら器に盛り、柚子の皮を削って香りづけ、こしょうで味にアクセントをつけてできあがりです。

材料(二人分)

豆乳
カップ
しめじ
四分の一株
小松菜
小一株
顆粒だし
小さじ一杯
薄口醤油
大さじ一杯
大さじ一杯
片栗粉
大さじ一杯
胡椒
少々
ゆず
少々