くらげごはん。

くだくらげの食と料理の記憶をつづる

まるごとピーマンの炒め煮

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青椒肉絲を始めとした無類のピーマン好きとしては大変なごちそうです。すぐにできるし簡単にできるしで、今日の晩御飯の一品にもどうぞ。

ピーマンのたね

決まっているからなんとなくそうしているということはよくあることで。誰々にそう言われてずっとそうしてきただとか、気がついたらいつもそうしているとか、理由はいろいろあると思います。そういうものを見返してみたり、なんでそうするんだろうと考えてみたりするのも楽しいものじゃあないですか。あえてそれを無視してみたり、逆のことをやってみたりして。失敗もするのかもしれませんが、考えてみてやった失敗は価値のあるものだと思うのです。

最初に夕飯の手伝いをしはじめた頃から「ピーマンのたねはこうやってとるんだよ」と教えてもらって、ピーマンのたねはとるものなんだと、ずっとそのようにしてきましたが、ピーマンのたねには毒はないらしい。栄養があるなんてことを言う人もいるのだろうが、私はそんなことは知らない。よくよく考えてみれば万願寺とうがらしは、そのまま素焼きにして食べているわけであるし、ピーマンだってそれで良いじゃないか。

別に無理をして食べろなんてことは言わないが、取りきれてないタネがまだ一つ残っている!と無理して取る必要もないんじゃあないかねぇ。

作り方

ピーマンはさっと洗って半分に切ります。たねもヘタもとりません。半分にも切らずにそのままでもいいですが、半分にしたほうが火の通りも早く味も染みやすいです。フライパンには油を引かずにそのままピーマンを入れて焼きます。もしどうしても焦げ付く場合は、フライパンにほんの少し油を塗ると良いと思います。両面焼き目がついたら、だし汁、醤油、酒、みりんを混ぜたものを入れて中火で煮ていきます。完全に煮きる前の汁がまだ残っているくらいのところで火を止めてお皿に盛り付けます。最後に鰹節を好きなだけのせて完成です。

火を通したピーマンの甘みがすごく感じられます。煮ているので、たねもヘタも気にせずそのまま食べられます。

材料(二人分)

ピーマン
八個
だし汁
一〇〇cc
醤油
大さじ二杯
大さじ二杯
みりん
大さじ二杯
鰹節
好きなだけ