くらげごはん。

くだくらげの食と料理の記憶をつづる

しっとり鶏ハム

しっとり鶏ハム

そのままつついて酒の肴に。サラダにしたり、冷やし中華の具にしても良いです。もちろん野菜炒めにも。

できたて

よく食べるお肉は何かと聞かれますと私は鶏肉と豚肉なのですが、中でも特段多いのは鶏胸肉なのかなと思います。牛肉はあまりいただかないです。鶏胸肉はもちろん価格が安いということもありますが、調理の仕方によっては一番潜在可能性のある食材でもあるのかなぁと。火を通しすぎてしまったり、火を通して冷めたときには確かにパサパサとした食感になってしまうのですが、うまく仕立ててやればこんなに美味しいものかと感じられる食材だとも思うのです。

とり天なども作ったりしますが、決まって鶏胸肉で作るのが美味しいのです。それもできたてが絶対に一番美味しい。ベストな火の通りで揚げているわけですから、その瞬間から刻一刻とベストな美味しさは失われていってしまうのです。そうなってはもう揚げてみてはさっと塩をふって味見をと。次第にビールなんかも呑み始めては、揚げたそばから食べて呑むというスタイルに移行するのが常というものです。そうなってくると他の人にもこれを味わっていただきたいと思ったりもするわけですが、その度に最適なキッチンのあり方としてバーカウンターのようなスタイルがいいなぁと思ったりしているわけです。

作り方

鶏肉は丁寧に皮を剥いでおきます。フォークやナイフで数か所刺して味が染み込みやすいようにしておきます。ボールや袋に胸肉を移して、塩、砂糖、すりおろした生姜、にんにくを加えて手で揉み込みます。ある程度揉み込んだら片栗粉も加えてもう一度まんべんなく揉み込んで、そのまま常温で二時間程度置いておきます。サランラップなどで鶏胸肉をハム状に巻いて両端をしっかりと輪ゴムで留めます。強めに締め付けるときれいな形に仕上がります。大きい鍋に湯をたっぷり沸かして、沸騰したら火を止めて鶏胸肉を入れます。そのまま火をつけずに一時間程度放置しておけば完成です。

できたてももちろん美味しいのですが、冷蔵庫に入れて冷やせば綺麗に切れます。オリーブオイル、胡椒、ピンクペッパーなど合わせると立派な一品になります。

材料(二本分)

鶏胸肉
二枚
大さじ一杯
砂糖
大さじ一杯
片栗粉
小さじ一杯
しょうが
少々
にんにく
少々