くらげごはん。

くだくらげの食と料理の記憶をつづる

白バラロール

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そんなに煮こまなくてもいいので案外すぐに簡単にできて良いです。塩気が足りなければ少しポン酢をかけて食べればおいしいですね。

努力と工夫、そして情熱

子供の頃はいろいろな料理アニメがありました。美味しんぼミスター味っ子クッキングパパ中華一番!などなどゴールデンタイムだったり良い時間にアニメが放送されていた時代ですね。ごはんに関することなら食い入る様に見てしまう私ですから、これらのアニメも欠かさず楽しみに見ていました。最近になって久しぶりにミスター味っ子を見ることがあって、懐かしいなぁなどと思っていました。当時見ていた頃はおいしそうだなぁくらいにしか思っていなかったのだろうと思います。改めて見てみると、主人公の陽一くんはとんでもない奇抜なものを作ってるなぁと。案外、敵役の方たちのほうが正当な料理をしていて、陽一くんは努力と工夫でそれに立ち向かうというもの。オーバーすぎるリアクションも見所のひとつですが、途中出てきて講釈を垂れる「ブラボーおじさん」も楽しみのひとつです。

白菜と豚バラ肉の組み合わせはおなじみとも言えるおいしいパターンではあります。塩だけのシンプルな味付けで常夜鍋にしたり、せいろで一緒に蒸してポン酢でいただくなんていうのも良いですね。ですが、ミスター味っ子陽一くんを見習って一工夫をしたものにしてみました。白菜と豚バラ肉でロール状にすることで豚バラ肉の旨味を白菜の中に閉じ込めて、さらに食べやすくなるのではないかと思います。最初はもっと普通の名前だったのですが、友人に提案していただいた白菜+豚バラ肉+ロールで「白バラロール」と名付けることにしました。簡単なのでお試しあれ。

作り方

大きめの白菜の葉を切り取ってラップに包み電子レンジで加熱します。だいたい八分くらいで芯まで柔らかくなります。白菜は冷ましておきます。豚ばら肉に昆布茶をふって下味をつけて、白菜のせてロールキャベツの要領でくるくる綺麗に巻きます。巻いた白菜を鍋に敷き詰めて、酒を加えて煮ていきます。最初は中火くらいで煮立ってきたら火を少し弱めて蒸し煮にすると良いと思います。白菜から水が出てきて、豚肉に火が通ればできあがりです。

材料(二〜三人分-八個)

白菜
八枚
豚バラ肉薄切り
二〇〇グラム
昆布茶
適量
大さじ三杯