桜えびのかき揚げうどん
お汁は塩味をちょっと控えめに、みりんを気持ち多めにして甘めに仕上げると出汁の感じられる関西風になりますね。
住む土地、暮らす土地。
愛知にいる頃、将来どこに住みたいかなどとよく考えていました。思い悩んだ末にいつも辿り着くのは京都か静岡です。そんなこともあってか、今は京都に住んでいたりします。野菜おいしいですしね。静岡はなんでかといえば、やっぱり海が近いですし豊富な魚介類が食べられるのがいいところですかね!ちょっと前に静岡に小旅行に行って来ましたが、静岡出身の友人なんかにいろいろ聞いて、漁港あたりの名物をいくつかいただいて来ました。一つ目は静岡県由比町の港で、そこは桜えびの街なんですね。漁港あたりには桜えびを食べさせてくれるお店もあって、私は港そばで桜えびのかき揚げ丼を食べてきました。直売店もあるのでそこで冷凍の生桜えびを買って自宅に送るなど。その辺りの方は生で食べるのが当たり前だと聞いて、なんて羨ましいんだと思いました。二つ目は用宗駅近くの港で、ここはしらすが食べられます。ここでもやっぱり港のすぐそばで生しらす丼をいただきました。一言で表現するならば、ものすごく上品な卵かけごはんを食べているようなおいしい丼でした。生はやっぱりその場所じゃないと一番おいしく食べれないですよね。またあのおいしさを味わいに行きたいもんです。
作り方
桜えびに刻んだ青しそを加えて、そこに小麦粉を加えて全体にまぶすように混ぜます。ほんの少しだけ水を加えてさっくりと混ぜあわせます。一八〇度くらいの油にスプーンやおたまで落としカラッと揚げます。両面綺麗に揚がったら油をよくきっておきます。鍋に出汁と薄口醤油、本みりんを加えて一煮立ちしたら適度な大きさに切った小松菜を加え湯がきます。茹であがったうどんを器に入れ、お汁を注ぎ小松菜を添えたら、主役の桜えびのかき揚げをのせてできあがりです。大概の場合、桜えびに若干の塩味が付いているので、かき揚げは特に塩分を足さなくてもそのままいただけます。お汁にくぐらせてサクサクのうちにいただきたいですね。
材料(一人分)
- うどん
- 一玉
- 生桜えび
- 六〇グラム程度
- 青しそ
- 三〜四枚
- 小麦粉
- 大さじ三〜四杯
- 小松菜
- 二分の一株
- 出汁
- 三〇〇cc
- 薄口醤油
- 大さじ一杯
- 本みりん
- 大さじ一杯