くらげごはん。

くだくらげの食と料理の記憶をつづる

海老フライの卵とじ丼

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朝五時くらいに寝ぼけながら作っていたら、海老フライを卵でとじるのを忘れていました。これでは普通の玉子丼の海老フライのせですね。

海老フライの食べ方

子供のころ海老フライといえば、タルタルソースが常でした。手伝いでタルタルソースもよく作らされました。けれどあるとき旅行先で食べた海老フライには、ソースとレモンが一緒に出てきました。これがまたおいしかったので、それ以来わたしの中でフライをレモンで食べるという文化が身についたのでした。歳とともに好みの味覚も変わっていきますが、このレモンもそのひとつだったのだと思います。

海老フライといえば知多半島の先の方にある「まるは食堂」がまず思い浮かびます。まるは食堂の海老フライは大きくて非常に食べごたえのあるものです。お刺身もすごく美味しくて非常に好きなお店です。大学の先輩と自転車で知多半島を一周回った時にはお昼に寄りました。海老フライやお刺身とともにいただく冷たいビール。汗をかいた分、これがたまらなくおいしいんです。

作り方

海老フライは夕飯の残りもので良いです。タイミングを見計らってオーブントースターで温めておきます。フライパンに出汁と醤油、みりん、砂糖を加えて火にかけます。スライスした玉ねぎを加えて半煮えくらいになったら青ねぎを加えます。卵を溶いて半量をまわしかけて、海老フライを中心に置きます。卵がしっかり固まったら残りの卵をまわしかけて、丼に盛ったごはんに乗せたらできあがりです。

写真は海老フライを卵でとじるのを忘れてのせるだけになってしまいましたが、衣のサクっとした食感が残っていて個人的にはこれも好きです。実家では家族が多かったこともあって、カツ丼は決まってカツと卵とじが別々でした。丼に卵とじとトンカツを好きなように、好きなだけのせるスタイルです。みんなはごはんにカツをのせてから卵とじをかけていましたが、衣のサクサクを楽しみたい私は最後にカツをのせる派でした。偶然作った丼でそんなことを思い出しました。

材料(一人分)

海老フライ
二本
一個
玉ねぎ
四分の一個
青ねぎ
一本弱
出汁
二〇〇cc
醤油
大さじ二分の一杯
本みりん
大さじ二分の一杯
砂糖
大さじ二分の一杯