くらげごはん。

くだくらげの食と料理の記憶をつづる

秋刀魚の蒲焼

そろそろ冬なのに今年は秋刀魚を食べてないと思い蒲焼にしました。庭があれば七輪で焼いて食べたいですねぇ。 料理の器 私がきちんと器のことを考え始めたのはまだまだ最近のことですが、我が家の食器棚にもだいぶ良い器がそろってきました。京都に来るまで…

箱入娘

外見はいたって普通のみかんですが、中の果実は色からして真っ赤に濃厚そうです。とうぶん普通のみかんは食べられません。 青果売り場の日々 学生の頃、家の近くのイトーヨーカドーで二年ぐらいかアルバイトをしていました。食品売り場の青果コーナーで野菜…

白菜の白味噌シチュー

白菜はビタミンやミネラルを含む野菜です。冬の寒い日には白菜をスープにして、身体をあたためてから出かけると良いですね。 季節の地物 毎日のように食料品売場に出かけていれば、自然といろいろなことがわかってくるというものです。特に季節のものという…

青椒肉絲

ポイントはお肉に片栗粉をまぶすこと、ピーマンは細切りで炒め過ぎないこと。そのために手早くやって、シャキシャキを活かしたいですね。 すききらい 食べ物の好き嫌いはほぼないですが、納豆だけはどうも食べられないですね。案外、毛嫌いしているだけで食…

牛すき丼

牛肉は高いので、安いものと良いお肉を半々で。良いお肉は温めなおすときに入れてさっと火を通すぐらいにすると一番良い気がします。 できること 大変で、何かしてあげたいと思っても自分には力になれない、何もできないと思うことがあります。それでも何か…

鶏肉ときゃべつの回鍋肉風炒め

京都の中華はにんにくや香辛料などの匂いのきついものは使わず、辛さも控えめにするイメージです。あと、少し甘めな印象もありますね。 街の味風景 少し前にもちょっとふれていた「京都の中華」という本を読みました。京都の中華屋さんを紹介している本なの…

まるき製パン所

アップルパイなんかもありますが、結局いつもハムかカツを買ってしまいます。今度はドーナツか、しおぱんを買ってみようと思います。 街角のパン屋さん 週末になると自宅のある烏丸五条あたりから西大路五条を超えた西院あたりまで、食材を探しに自転車で買…

うちのコロッケ

コロッケにはしっかり目に味をつけているので、ソースはいりません。個人的にはれんこんの土佐煮と一緒に食べるのが好きなんです。 うちの味 母親の作る料理にはいくつも他にはないうちの味がありました。うちで作るコロッケもその一つで、食べ盛りの子供三…

桜えびのかき揚げうどん

お汁は塩味をちょっと控えめに、みりんを気持ち多めにして甘めに仕上げると出汁の感じられる関西風になりますね。 住む土地、暮らす土地。 愛知にいる頃、将来どこに住みたいかなどとよく考えていました。思い悩んだ末にいつも辿り着くのは京都か静岡です。…

海老となすの琥珀揚げ

醤油は薄口じゃないものを、とろみはもう少し固めにするともう少し琥珀っぽい感じにできたのかなと思います。もっとおいしくしよう。 北大路魯山人 一方的な口調で端々にまで鋭利に研ぎ澄まされたような美的感を振り回す方です。ですがこの方の話を読めば読…

豆乳の和製ポタージュ・リエ

少しずつ秋めいて寒くなって来ました。風邪を引かないように温かいスープで一日を始められると良いですね。 実験料理 子供の頃、科学の実験も好きだった私は調味料の実験をよくしていました。母親の料理を食べてどうやったらあんな味になるのだろうか?実際…

なすと豆腐のみそ汁

味噌汁の具はいろいろと楽しめるものですが、豆腐か生わかめは入れたいところですね。三陸産の生わかめを使ったみそ汁は格別でした。 明日死ぬとしたら ときどき「明日死ぬとしたら何を食べたい?」と聞くものがあるけれど、あれはやめていただきたい。非常…

汲みあげ湯葉の秋香あん

大豆のあまりに優しすぎる甘みと味わいにたまらなく癒されます。いつもそっと寄り添ってくれる大切な人のように。 食を楽しむ料理 最近は淡白な食生活に慣れてしまったせいか、脂っこいものが苦手になってきました。ふつうの揚げものはまだまだ美味しくいた…

じゃがいものチヂミ

チヂミ自体にしっかりと味をつけているのでそのままでも良いですが、ポン酢でさっぱり食べるのがじゃがいもの甘みも感じられて良いです。 真夜中の韓国料理の味 前に働いていた会社の近くには深夜でも開いている韓国料理屋がありました。朝まで仕事をしてい…

割烹民宿 こだま

海老フライは大きくて揚げたてはサクサクプリプリで美味しかったです。特製ソースでさっぱり食べられてよかったです。 潜水ごはん 先日はレスキューダイバーのライセンスを取りに福井県まで行きました。普段から福井の方までダイビングをしに行ってているの…

油淋鶏

母親は揚げ鶏のネギソースがけと呼んでいましたが、子供の頃から大好きだった料理の一つです。ネギをたっぷり使うのが好みです。 揚げ油の使い方 揚げものはどうしても躊躇してしまいがちです。油を多く使ってしまいますし、そのあと処理を考えると億劫にな…

鶏肉のドライカレー

春先くらいに特製バターチキンカレーというのを作りましたが、そのときのレシピをアレンジしつつドライカレーにしてみました。 冷蔵庫の整理 実家の冷蔵庫や台所の戸棚にはいつもたくさんの食材が入っていました。そういう母親の遺伝子を引き継いだのか、わ…

じゃがいもと豚の角煮

ほとんどの場合、酒の肴にちびちび食べるのであまり多くは作らないです。一味唐辛子や柚子胡椒を少しかけても、お酒によく合います。 じっくり待つたのしみ 豚の角煮のような煮込み料理は今であれば圧力鍋であっという間に作ってしまうのかもしれませんが、…

なすとトマトの冷製パスタ

塩だけで野菜の甘味がしっかり伝わってきておいしいです。なすは焼いて塩をふるだけでおいしいので、ついつまみ食いしてしまいます。 トマトのソース 新鮮な生のトマトを使ったソースが好きです。トマトケチャップという便利なものもありますが、ケチャップ…

枝豆とズッキーニのリゾット

チーズはいくつかの種類をブレンドして使うとより美味しくなると思います。ミックスチーズは手軽に使えて美味しいので良いですね。 本物の味 前に務めていた会社の取引先の近くには小さな目立たないフランス料理屋がありました。一山終えた私たちは取引先の…

冷しゃぶの生春巻き

最初は鳥のささみを酒蒸しして入れようかと思ったのですが、豚肉が余っていたのでしゃぶしゃぶにして入れてみました。 食は人を作る 夏はやはり野菜の美味しい季節であります。なすにピーマン、おくら、ズッキーニ、トマトとどれも味が濃くて甘みが強くなっ…

飛竜頭と大根の含め煮

今回は入れていませんが、飛竜頭に山芋をすって加えるともっとふわふわにできるそうです。一度試してみたいです。 洒落の利いた名前 飛竜頭とはと考えたこともなかったですが、よくよくみてみるといかにも不思議な名前です。漢字から想像するに、たまたまで…

山形だしの冷奴

とまとを入れるときは混ぜるときに身が崩れやすいので、食べる直前に加えるようにしています。 ひげもじゃの人 一年前の夏のことです。やたらと口が立って、頭の早くて、ひげもじゃの人に「だしは知ってるか?」と聞かれたのでした。私はもちろん知っている…

抹茶のわらび餅

塩麹あんこはもともとあんぱんを作ろうと思って作ったものです。甘すぎず少し塩気の効いた感じが好みです。 製菓と水 夏休みになるとよくわらび餅を作ってくれました。冷たくて甘くて、もちもちしていて、香ばしいきな粉のかかったわらび餅は少し特別なおや…

海老フライの卵とじ丼

朝五時くらいに寝ぼけながら作っていたら、海老フライを卵でとじるのを忘れていました。これでは普通の玉子丼の海老フライのせですね。 海老フライの食べ方 子供のころ海老フライといえば、タルタルソースが常でした。手伝いでタルタルソースもよく作らされ…

切り昆布の煮物

出汁をとった昆布を自らの出汁で煮るなんてちょっとおもしろいなと思います。似たようなのに共和えという料理がありますね。 出汁をとって出汁で煮る 今年に入ってからは出汁を自分でとって使っています。今までは粉末の鰹だしや和風いろいろつゆみたいなも…

きのこの卵焼き和風甘酢あん

昆布とカツオできちんと出汁をとってあんを作ると風味も豊かで野菜と卵だけで十分に美味しいです。酢が卵の甘みを引き立てます。 玉子 ふわふわ そういう名前の本があります。いろんな人が卵に関するいろんな想いや物語を書いている、より集めのエッセイ集み…

薬味野菜のさっぱり素麺

そうめんもいつもめんつゆばかりでは飽きてしまいます。夏はお酢を入れてさっぱり食べるのが良いですね。どんな料理も。 ベランダ菜園 家に帰るとたくさんの生きものが私を待っています。麹や酵母、ベランダのオクラの木や青しその苗も今は大切なともだちで…

小鮎と夏の天ぷら

夏の天ぷらは野菜がどれもほんとうに美味しいですね。なす、おくら、万願寺とうがらしにみょうが。ビールも美味しく飲めます。 たくろうとハゼ釣り 「おい、釣り行くか」と言う父の声を今でも思い出すのは、よしだたくろうの夏休みという曲を聴く時です。そ…

ちょっと中華風ゴーヤ炒めサンド

ごはんのおかずにはもちろんですが、トーストしたパンにもよく合います。ちなみにパンはレーズン酵母の手作りパンです。 夏はゴーヤで 最近の京都はそれはもう本当に暑くて、東京から来る人たちは「京都あつい!」と口を揃えて言います。去年に引き続き我が…